2014年10月8日水曜日

ニライカナイ/上間綾乃


最近の休日は部屋に風を通して、少し大きめの音量で沖縄の音楽を聴くことが多い。
そんな中で夏川りみの魅力を再発見し、大島保克というすばらしいトラディショナルなアーティストにも出会うことができた。
ネーネーズを聴きかえしたりもしている。
上間綾乃はそんな中でも沖縄の伝統音楽を今に伝えるすばらしい若手アーティストだ。

スカの伴奏をバックにウチナーグチでハイテンションに語る「やんどー沖縄」
元ちとせの沖縄バージョンと揶揄されるかもしれないが、それにはにとどまらない力強い歌声で歌われる「里よ」
三線やピアノやギターを中心にすえた比較的オーソドックスな沖縄らしいバラード「ゆらりゆらら」
ハードロックとエイサーのコラージュに、さらにビートルズ風のトランペットの装飾を施した「新川大漁節」
すべてに先達への畏敬が感じられ、どれをとっても一級品だ。

2014年10月5日日曜日

Denpasar Moon / Sabah Habas Mustapha



Camelの歴代ボーカリストの比較論になるのだが、
Richard Sinclair は本当にクールで大崩れしない美声で、多くのファンの間でも評価が高いはずだ。
だが、リモート・ロマンスから参加し、一時バンドを離れるも、その後復帰し、その後ずっとCamelのベース&ボーカルとして活躍するColin Bassに愛着を感じるファンも大いに違いない。

そして、ここで紹介するアーティスト、Sabah Habas MustaphaとはそのColin Bassの仮の姿!
アルバムタイトルのDenpasar Moonはインドネシアで驚異的なヒットを飛ばし、100を超えるカバー・ヴァージョンが存在するらしい。
音のほうは、なんとも詰めが甘めの、時代を感じさせるキーボード主体のチープな感じのサウンドであり、それが逆にいい味を出している。
そこにリモート・ロマンスやヌードで聴き慣れたColin Bassの少し甘くて粘っこい歌声が絡むのだから、非常にバランスがいい。

アルバム中、たまにCamelが血迷ってエスニックに挑戦した様に聴こえなくはない曲も若干含まれる。
まだSabah Habas Mustaphaを知らないCamelファンがいるなら、是非聴いてほしい。