2016年2月24日水曜日

Exiles / David Cross


クリムゾン時代は、その圧倒的音量差からリズム隊の二人に置いてきぼりをくらっていたヴァイオリニスト、デヴィッド・クロスのソロアルバム。1997年作品。
ここでのクロス氏のプレイは、かつてない野太い音色でかつての力関係を感じさせない出来となっております。
私的には、ゲストのピーター・ハミルが自分のアルバムではほとんど詩の朗読に近いがっかりなパフォーマンスをすることがが多い中、クリムゾン近辺の連中とやるときはちゃんとロックせなあかんと思っているのか、往年を思わせる突き抜けたシャウトを聞かせてくれるのがうれしかったりするのです。
ウエットンのボーカルは多少衰えたもののクリムゾンのカバーであるExilesはやっぱり良かった。イントロが特に現代的にアレンジされていて、ヨナ抜き音階の宿命か、どことなく北島三郎的な香りが漂ってしまったのが残念ではありますが……。
ロバート・フリップとの共作の曲は、後のStarless Starlightを彷彿とさせて気持ち良い環境音楽に仕上がっていると思います。
個人的にはソプラノサックスの入るアレアばりの曲、Slippy Slideが好きです。